ブランドファイル vol.5 G-Star Raw（ジースターロゥ）｜メンズファッション.jp

オシャレで使い勝手の良いトレンド感あるデニムアイテムを提案し続け、
世界中のファッションフリーク達から愛されている『G-STAR RAW（ジースターロゥ）』。
今回はそんなビッグデニムブランドのetc.を徹底的にフィーチャー！
ブランドの歴史～最新のプロダクト、更には...。G-STAR RAWの実像にとことん迫りまくります!　じっくりとご堪能あれ。

撮影/海野俊明　ヘアメイク/新田快広（ZUA）　モデル/長張雄飛

G-STAR RAW（ジースターロゥ）年表

1989年	オランダ・アムステルダムにて設立
1991年	ヘッドデザイナーとしてピエール・モリセットを迎え入れる。
1996年	世界初の3Dデニム「ELWOOD」とRaw Denim Conceptを発表。
2004年	プロダクトデザイナー　マーク・ニューソンとのコラボをスタート。
2005年	7月、日本1号店G-STAR RAW Store Tokyoを渋谷にオープン。
2008年	東京デザイナーズウィークに移動式Showroomを出展、話題に。
2009年	青山Le Baron de ParisにてRaw Nightsを定期的に開催。
2011年	「Arc Try On」キャンペーンを原宿交差点にて開催。
2012年	トップスタイリスト祐真氏とのコラボデニムを発表。

『G-STAR RAW（ジースターロゥ）』は現CEOであるヨス・ヴァン・ティルブルグにより1989年に設立された、オランダ発のデニムブランド。1991年には既にフランスでデニムデザイナーとしての地位を確立していたピエール・モリセットをトップデザイナーとして迎え入れ、1996年に世界初の3Dデニム「ELWOOD」を発表。ピエールのデニムに対する飽くなき探求心から生まれた、ローデニム「ELWOOD」はモトクロスパンツのディテールと機能をデニムに落とし込んだ画期的なデザインが特徴。5ポケットデニムが主流だった時代にセンセーショナルな旋風を巻き起こし、大ヒットした。現在は、スタイルやトレンド、あらゆる世代に受け入られる様な革新的なエッセンスを落とし込んだアイテムを数々提案し、デニムパンツだけでなく、ウェアやアクセサリー、フットウェアなどトータルに展開。スタイリッシュなアイテム群は世界中で人気を博し、現在のブランドとしての地位を確立させた。また日本でのプロモーションも積極的に行っている。2005年に第一号店となるG-STAR RAW Storeを渋谷に、２号店を大阪・堀江にオープン。現在までに１１店舗を展開している。2008年の表参道ヒルズオープン時には、同時期の東京デザイナーズウィークにて移動式Showroomを出展させて注目を浴びた。 2009年には青山Le Baron　de Parisにて「Raw Nights」を定期的に開催。グラフィティアーティストのアンドレをはじめ、俳優の浅野忠信など、毎回変わる豪華で意外なキュレーター選びが話題に。2011年には原宿交差点にて「Arc try On」キャンペーンを開催。ジースターのマスコットであるサイの被り物をしたG-No Girlが原宿から渋谷の街を練り歩いた。昨年９月には、以前から交流のあったトップスタイリスト祐真朋樹氏とのコラボデニムを発表。ジースターの代表デニムである「New Radar」を氏がシルエットからディテールまでこだわりアレンジ。スラックスのように穿けるデニムとして注目を集めた。「Just the product」の哲学の下、今後も更なる進化をし続けるデニムブランド、それがG-STAR RAWなのである。

デザイナーであるピエール・モリセットが、雨の日にフランスのアトリエ付近のカフェでふと見かけたライダーの穿いていた異様な形のデニムをデザインのヒントに作製された"ELWOOD"。1996年の発売以来、累計販売本数が1300万本を超えるベストセラー商品であり、G-STAR RAWを象徴するデニムと言っても過言ではない。そんな世界初の3Dデニム、実はオリジナルのディテールが満載なのだ！

サドルパッチ・・・ライディング時の擦れ防止のために内側から補強されている。

膝部分・・・モトクロスパンツ特有のニーパッチ。曲げやすいように両サイドに裁断が施されている。

裾部分・・・裾が擦り切れないよう施されたキックプレート。

毎年夏に行われる欧州最大のカジュアル＆スポーツファッションブランドの展示会"Bread&Butter"で、2013春夏、2013-2014秋冬のファッションショーを展開。世界的に有名なカジュアル、モードブランドが参加するこの催しは、ファッション関係者からの注目度も高い。G-STAR RAWっぽさが反映された、新作アイテムは会場内でもひと際にぎわいを見せていた。

「Just the product」の哲学をベースに素材やターゲットに応じた様々なラインを展開している。素材やディテールに徹底的にこだわったライン、着まわし力を追求したライン、更には幅広い商品をラインナップしている、フットウェア等。G-STAR RAWの柱を担っているのはこの4ラインだ！

Raw Essentials
(ロゥエッセンシャルズ)
最上級の素材、手間暇かけた加工など、こだわりのディテールが満載なハイエンドライン。クラフトマンシップな技術とジースターオリジナルのデザインを搭載した、オシャレなヴィンテージっぽさがウリのハイエンドライン。

Raw Correct Line
(ロゥコレクトライン)
24時間、365日、1年を通してオン、オフ、シーンを問わずにどんなスタイルにも合わられるユーティリティーさを特徴としたライン。ベーシックなデザインをベースに置きながら、素材やカッティングなど、細かなディテールにこだわりアリ。

Marc Newson
(マークニューソン)
オーストラリアを代表するプロダクトデザイナー、マーク二ーソンとのコラボレーションライン。流線型のカッティングやポップなデザインが、ジースターが持つハードコアなイメージが見事に融合。エッジの効いたウエアを数多く提案している。

Footwear
（フットウェア）
日本では2011年秋冬より販売開始。ジースターらしい武骨なワークブーツ、スタイリッシュorカジュアルな雰囲気のスニーカーまで幅広いラインナップがウリ。全国に点在しているフラッグショップ、G-STAR RAW Storeにて取り扱われている。

モノづくりに対する信念を共感できるパートーナーとコラボレーションするプロジェクト、"CROSSOVER"。業界では有名なメーカー＆ブランドとタッグを組み、車、家具、自転車など、画期的なコラボ商品を生みだしてきた。デニムブランドの枠を超えたG-STAR RAWが持つ可能性を大いにアピールしている。

ランドローバー車の中でも最もハードコアなDEFENDER（ディフェンダー）に、G-STARの特別仕様を加えたRAW DEFENDER（ローディフェンダー）。ボディにはこの商品の為に開発されたペイングレーを採用。デニム生産コードである3301から始まる固有シリアル番号入り。

アメリカの老舗自転車メーカーCANNONDALE（キャノンデ―ル）と、コラボしたRAW CANNONDALE。高品質の素材、最上級の機能性、シンプルながらもアジのあるスタイリッシュなフォルム、正に高デザインなマウンテンバイクだ。

スイスの家具ブランドVitra（ヴィトラ）と手がけた家具、PROUVE RAW（プルーヴェロゥ）。フランス・モダニズムを代表する伝説的なデザイナー、ジャン・プルーヴェの作品にG-STAR RAWのエッセンスが落とし込まれた、新感覚な逸品に仕上がっている。

G-STAR RAWの2013S/Sは、アウター、ボトムス、シューズ、小物までリアルクローズに使えるアイテムが豊富にリリース！どんな格好にも合わせ易いデザインばかりなので、一つ持っていればヘビロテする事間違いナシ。コーディネートのキーポイントとしてオシャレ度をUPさせてくれるハズだ。

ジップアップタイプのネイビー色ベストと、チェックシャツを合わせて、メリハリ効いたカラーリングのトップスレイヤードがかなり印象的。ボトムスにはG-STAR RAWの定番デニムELWOODをチョイスして、上下でバランスの取れたIラインシルエットを構築している。白×ネイビーのシックなデザインのハイカットスニーカーが、ペールトーンのデニムを絶妙に引き締めている。

ベスト￥17,850、チェックシャツ￥10,500、デニムパンツ￥21,000、スニーカー￥17,850

日本を代表するファッションエディター・祐真朋樹氏とのコラボレーションデニムを、2012年秋リリース。日本人との協業はブランド史上初となり、このコラボデニムは、発売当時、日本のファッションシーンでは大きな話題となった。人気シリーズ「NEW RADAR」をベースに緩やかなテーパード、クロップド丈に設定したゆったりしたシルエットのデニムにアップデートされた。また、バックにコラボレーションデニムの証である、直筆サインの刺繍入り。ファッション性豊かなこのデニムは、数多くのファッションフリークから支持され、発売と同時に完売が相次いだ。