いわゆる「モード入ってる」系のファッションは、恰好いい!と一目置かれるか、うっとドン引きされるかのゼロサムゲームと同じです。ファッションのセンスが鍵となっているのは言うまでもありませんが、もう一つ大切なのが、どんなにファッションとしてイケていても、それを着こなしているだけの説得力があるかどうかです。そっくり同じファッションを体型が似通っている2人に着せたとしても、一方はそれなりに着こなしているのに対して、もう一方はなんだかファッションだけが浮いていてチグハグ、ということがあります。パリコレにでられるようなスーパーモデル体型であれば、それなりにどんなファッションでも着こなせますが、ごくごく平均的な人にはムリな願望です。ではどうして着こなしに差が出てしまうのか?もちろん、ヘアスタイルや肌のテキスチャー、顔だちなど細かい点がありますが、これを総称しているのがキャラクターと言われるものです。性格のみならず、自分が醸し出している雰囲気を知ったうえで、それがモードなファッションに耐えうるか客観的に判断することが必要です。そして、このファッションは万人受けはしないので、成功しても失敗しても、周囲から一線引かれてしまう覚悟も必要です。