アメカジスタイルにはマストなブランド『Champion(チャンピオン)』。
お馴染みのCマークロゴが入ったアイテムは、
リバースウィーブ®のスウエットを中心に長年世界中の人々に愛され続けている。
半世紀以上に渡ってカジュアルシーンを牽引してきたビッグブランドの魅力をフィーチャーする。
撮影/宮川 学 ヘアメイク/津野美奈子(nuage) モデル/大野ヨウ
1919年 | 創業者サイモン・フェインブルームが、のちにチャンピオン社となる"ニッカーポッカー・ニッティング・カンパニー"を設立。 |
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1920年 | 『チャンピオン・ニッティングミルズ社』として息子たちが社業を受け継ぐ。Tシャツやソックス、スウェットシャツの原型であるウールの下着を、屋外労働者の防寒用として販売。米軍学校の軍事用ウエアとして採用される。 |
1924年 | 大学としては最初の顧客、ミシガン大学とのビジネスが始まる。当時高価だったアスレチックウエアを高品質かつ手頃な価格で販売。 |
1930年 | Tシャツやスウェットにナンバーや大学名をプリントするレタリング加工を開発。安価で高品質なスウェットは話題となり、全米中の大学から高評価を得る。 |
1934年 | スウェットが縦方向に縮むのを軽減するために、本来縦に使われている生地を横方向に使用する製法「リバースウィーブ®」を開発。 |
1950年 | シンプルで定番的なアイテムを好む学生たちの間で、大学名をプリントしたスウェットシャツが人気に。 |
1960年 | 当時のブックストア(生協)にはスクールカラーのTシャツやスウェットシャツしかなかったが、この頃からさまざまなカラーを展開する。 |
1969年 | ロゴマークを一新。おなじみの"C"マークが登場。『全米の学校や大学からチャンピオンへ注文が殺到』という記事が新聞に掲載される。 |
1977年 | チャンピオンが日本に上陸。「スウェットスーツ」を始めとしたアスレチックウエアの展開を開始。 |
1992年 | バルセロナ、リレハンメル、アトランタ、90年代の夏季&冬期五輪でアメリカ代表チーム公式ユニフォーム・サプライヤーとなる。 |
2006年 | FIBAバスケットボール世界選手権でスポーツウエアで唯一のオフィシャルスポンサーとなる。 |
1934年にサム・フリードランド(写真右)によって作り出された"リバースウィーブ®"。誕生以来、チャンピオンが誇る名作は、半世紀以上もの間世界的にロングセラーを記録している。そんな"キングオブスウェット"のディテールを徹底解析する。
チャンピオンの商品のネック部につくブランドタグは、時代の移り変わり、社名の変更など共に何度となく変遷している。ヴィンテージマニアやコレクターの間では垂涎なタグも存在し、アイテムによっては高額なプレミア価格がついているものもある。正に由緒あるブランドならではの事である。
1.1940年代、「チャンピオン・ニットウェアカンパニー」に社名変更後のタグ。2.1950年代、ゴールする人間の絵を、タグにプリントした通称"ランナーズタグ"このタグが付くスウェットシャツはかなりレア。3~5. 1960年代、リバースウィーブ®の古いタイプに見受けられる四方を縫い付けたタグ。これもかなりレア。6~8.1970年代、赤、青、黄の単色タグ。特に赤単色はコレクターの間では常に人気。9~10.1980年代、チャンピオンのシンボルカラー、赤と青、白をあしらったプリントタグ。11.1980年代の物はプリントだったが、1990年代は刺繍タグとなる。
CHAMPION UNIVERSITY(チャンピオン大学)は、チャンピオン公式サイト上にある、老若男女、人生において前向きに生きて行くという普遍的なテーマを校訓とし、終わることのない自分らしい生き方をサポートする場である仮想大学。SS13では、「スタイリングチャンピオン」としてスタイリストによる今すぐ使えるスタイリング講座を開設中。
公式サイト http://www.championusa.jp/cu/
CHAMPION UNIVERSITYのマスコットキャラクター、通称・ビーバー君(♂)。イベントやホームページ上で、CHAMPION UNIVERSITYをプロモーションしている。正式名は不明。アメリカ ニューヨーク州ロチェスター生まれ。チャンピオン大学(CHAMPION UNIVERSITY)の1回生。アメリカンフットボールやバスケが得意(??)で、アメカジファッションが大好き。
5月18日、19日に横浜"赤レンガ地区"で開催されるビーチ/サーフカルチャーをバックボーンに持つ、音楽とアートのカルチャーフェスティバル「GREENROOM Festival'13」。毎年大盛況の人気イベントと、Championが誇るUSメイドのヘヴィーウェイトTシャツ「T1011(ティー・テン・イレブン)」が超絶コラボ。DRAGON76、CHO-CHAN、hi-dutch、イベントに参加する3名のアーテイストがデザイン。3名の個性が光るオシャレTは手に入れて損はナシだ。各種枚数限定でイベント会場、オンライショップでのみ販売される。左から順にDRAGON76、CHO-CHAN、hi-dutchモデル。サイズはM、L展開。
●限定販売1
GREENROOM Festival'13会場(物販ブース)
会場: 横浜・赤レンガ地区特設会場
日時:2013年5月18日(土)、19日(日)
フェス当日限定価格:¥3900(税込)
数量:150着サイズ:M/L
●限定販売2
Championオフィシャルオンラインショップ
URL: http://www.hanesbrandsinc.jp/
日時:2013年5月20日~
価格:¥5,145(税込)
数量:150着サイズ:M/L
リバースウィーブ®製法をそのままにザックリ感ある武骨な風合いと軽量で吸汗、速乾に優れた素材、それがリバースウィーブ®プレミアムジャージーである。Tシャツを中心にしてこの素材を使用したアイテムをシリーズ展開している。ちょっと着古されたアジある質感と、厚手な見た目とは裏腹に肌さわりはとても心地よく、快適に着こなすことが出来る。シンプルだけれども雰囲気ある一枚はコーデのキーポイントに使えそう。カラバリも豊富だゾ。¥4,095
※商品の問い合わせ先は全てヘインズブランズ ジャパン株式会社になります。
防風性、透湿性を兼ね備えたチャンピオンが独自に開発したウインドストッパー®ファブリクス。この素材をリバースウィーブ®スウェットに落とし込み、更に「撥水」と「吸汗速乾」という2つの機能を加えた究極の一枚を作り出した。汗をかいたり、雨に濡れたりすると、蒸れたり、重くなったりすることは一切ナシ、スウェットのデメリットを徹底的に解消させているのである。アウトドアでのアクティビティやスポーツなどあらゆるシーンで大活躍してくれそうだ。¥18,690
WINDSTOPPER®、GORE®はW.L.Gore&Associatesの商標です。
T1011は、素材調達・糸の選定・縫製等、全行程をアメリカで行い、US製へのこだわりを受け継いだ、USコットン100%のTシャツ。チャンピオンを語る上では欠かすことの出来ない、アイテムである。1930年代に誕生し、当初は丈夫な作りが評価され、カレッジの体操着として使用されていた。その後、幾度かの改良を重ねてキャンパススポーツやプロスポーツのトレーニングウエアとして愛用された。日常シーンに使えるシンプルなデザインは、アスリート以外の一般の人達からも支持され、"ヘヴィーウェイトTシャツ"の定番として人気を博す。本国アメリカでは1999年に生産が中止されたが、ファン達の熱いリクエストにこたえる形で、2004年から日本での発売を再開した。米綿ならではのドライな肌触りも魅力のひとつ。¥4,095