ファッショナブルなブランドをひもとく、定期連載の第2回目は世界的なスニーカーブランド『CONVERSE(コンバース)』。
オールスター、ジャックパーセル、ワンスター等、誰もが知っているスニーカーをリリースし続け、
世界中のスニーカーフリークやファッション好き達を常に魅了している。
創業100年を超え、更なる高みを目指すビッグブランドを徹底的にフィーチャー!
撮影/飯村 潤 ヘアメイク/古川丈司(Pizzicato) モデル/小島慶太
『CONVERSE(コンバース)』はマーキス・M・コンバースによって1908年、米国マサチューセッツ州モールデンに設立。雨や雪の中でも作業がしやすいラバーシューズを製造したのがブランドとしての始まり。その品質の高さから圧倒的な支持を受け、企業としての規模を拡大して行く。1917年にはブランドアイコンとしてもお馴染みの「ALL STAR(オールスター)」が、バスケット専用シューズとして誕生。足首を保護するハイカットは斬新なデザインで、プロバスケットボール選手から高い評価を受ける。当時のスタープレイヤーだった、チャールズ・H・テイラーは、プロバスケットボールリーグに入団すると同時にオールスターの魅力にほれ込み、現役時代を通じて愛用。1946年からは彼の名がアンクルパッチ(くるぶしを保護する為の円形パッチ)に記されるようになる。コレが世界初のバスケットボールシューズのシグニチャーモデルの誕生である。
シグニチャーモデルに関して言えば「JACK PURCELL(ジャックパーセル)」もコンバースには欠かせない名作だ。バドミントンのワールドチャンピオンで、無敵の強さを誇ったカナダ人選手、ジャックパーセルが開発に参加し、テニス、スカッシュ、バトミントン等のコート競技用として1935年に登場。シンプルで爽やかなデザインは、テニスを楽しむ上流階級の人々やハリウッドスター達を魅了し、ステータスシンボルとなった。オールスターやジャックパーセルのヒットに伴いブランドの認知度を着実に高めていったコンバースだが、更なるプロダクト製造を追求する。
1974年には、耐久性を持つレザーをアッパーに使用したバスケットボールシューズ「ONE STAR(ワンスター)」を開発。製法上の困難さと素材手配の理由により製造をわずか2年で中止するが、1984年に熱烈なファンの要望を受けて復刻し、カラーやデザインのバリエーションを増やし、現在も展開し続けている。オールスター、ジャックパーセル、ワンスターの三本柱をメインに置きながら、トレンドや機能性あるスニーカーを数多く作り出し、世界中の人々を魅了している。正に"スニーカー界のパイオニア"と言っても過言ではないコンバース。昔からの伝統を大切にしながらも、革新的なシューズ作りを追求するブランド哲学は、創業から100年以上経っても決して色あせることがない。
オールスター、ジャックパーセル、ワンスター、コンバースを語る上では欠かすことが出来ない3大人気スニーカーを分析。どのモデルもロングセラーを続ける理由がある。
イギリス・スコットランドで生まれ、100年以上の歴史を誇る高級生地「ハリスツィード」を使用した、オールスターが絶賛発売中。シュータンにはハリスツィードであることを証明する織りタグが施されている。暖かみのある上質な素材は、カジュアルなオールスターのイメージを一新。気品溢れる雰囲気を醸し出している。ALL STAR HARRIS-TWEED HI ,600(税込)
大阪・阪急百貨店梅田本店内にある「CONVERSE STORE UMEDA HANKYU」と、公式オンラインショップで限定発売されるオールスターが存在。アッパーにキルティングレザーを採用した素材アレンジ、レザーアンクルパッチ等、従来のイメージとはひと味違ったスタイリッシュなオールスターとなっている。絶賛発売中!ALL STAR QL(OS) HI ,290(税込)