レディースファッションのなかのブーツは、長靴として足を守るといった本来の用途としてだけでなく、ファッション全体のコーディネイトの一部として素材からデザインも千差万別です。
メンズファッションにおける、長靴の位置づけは、元来意図された目的に近い感覚が強く感じられ、装飾と言う意味合いよりも実用といった認識で捉えられているようです。
一部では社会に迎合しない反骨の象徴として、パンクファッションに用いられたりもしますが、登山、ワーク、バイクなど趣味や実用性を高く要求される場面に道具として登場してきます。
一般的にビジネスシーンなどで用いられるタイプのものは、踝までの長さのデザインが多いようですが、男性にとってのブーツは特別の位置づけにあるようです。
メンズファッション雑誌では、レディースファッションと明らかに違った切り口で特集が組まれており、昔ながらの技法で靴職人が作り出すこだわりに焦点があてられます。
男性ファッション雑誌などで一通り学んできた、お洒落の上級者がたどり着く究極の靴が木型(ラスト)を用いたオーダーメイドであるため、より専門的な特集内容が好まれます。