海外に出向いての撮影となれば、スタジオ内での撮影ではなく、当然にストリートやその他の場所といった実景での撮影となります。
何故ならば、スタジオ内での撮影であれば、わざわざコストと手間をかけて海外に出向く必要はないからです。
そうした海外でのストリート撮影を行う場合には、なんといってもそのコーディネートが最大の鍵を握ることになると言えます。
もちろん、その被写体となるのはモデルさんであり、その撮影はカメラマンが担当するわけですが、どんなイメージのスナップ写真を作るのかはそのコーディネートによって決まってくるからです。
すなわち、そのモデルやカメラマンの役割もさることながら、コーディネーターのセンスと手腕がものを言うことになります。
従って、被写体となるモデルは、このコーディネーターの意図をよく理解し、その背景となる風景のイメージにフィットしながらアピールする被写体となるよう、そのファッション、ポーズなどをセットアップしなければなりません。
まさに、モデルとしてのセンスと力量が問われるのは、現場でのこうしたセットアップを自然にやってのけられるかにかかっている、と言えるでしょう。