自転車文化が社会的に浸透している海外で、特にヨーロッパにおいては、人馬一体ならず人転車一体と表現したくなるようにトータルでの完成度の高いスナップ写真を見かけることが多くあります。
日本のストリートにおける自転車の立場は、マナー面も含め高まってきていますが、日常的な交通手段の補助として乗り方や見掛けは軽視されがちですし、ぞんざいに放置されるなど、公共でのルールやモラルが整っているとは言えません。
一方国内でも健康ブームなどから、海外で催される大きなイベントレースに用いられるようなロードレーサーに注目が集まっていますが、自らが動力になって勝利を追及する有名選手達の社会的な地位と影響力は計り知れず、歴史や文化的な背景も含め今後注目を浴びていく分野です。
特に、肉体とメカニカルなパーツの組み合わせによって完成される機能美は、意図的に作られたファッションモードとは趣が異なります。
一流のアスリートがこなすトレーニングや機材選びを一般の人が実践することは難しいとは思いますが、スナップ写真の被写体から学ぶべきことは多くあると考えられます。