モデルを使った写真撮影のコツは、その写真をどのように使用するかにもよりますが、全身が必要の時は35mmフィルムカメラ換算で広角35mm程度のワイドレンズを使用するのが一般的です。
基本として撮影側が少しかがんで、ローアングルから撮ることで、モデルの足が若干長く見える作画が可能となります。
この手法の時に注意したい点は、レンズの絞り値を徹底して開放側にすることで、背景のフォーカスをボケを演出することが出来、モデルだけに焦点を合わすことが可能となります。
またこの手法とは逆に、敢えてロングレンズ(同上35mmフィルムカメラ換算、望遠300~400mmクラス使用)を使用して撮る手法もあります。
ロングレンズを使用しての撮影の場合も、レンズの絞り値を開放側にすることで、先にご説明致しましたワイドレンズ使用時と同じように、背景のボケを演出することが可能です。
構図的には対象から離れての撮影になりますので、自然な表情のバストショットやアップに適していると言えます。
もちろん、このようなテクニックは、デジタル全盛の現在では撮影後の加工でも可能ですが、撮影時に使用することで後処理の手間が省ける利点があると言えます。