撮影するときに気をつけたいヘアスタイルは、モデルのイメージとクライアントの求めるイメージとが合っているか、と言うのが一番のポイントになります。
ヘアスタイルを調整して、バリエーションを増やすことも必要ですが、どのパターで出すのか、そのヘアのどの部分を一番にアピールしたいのかで撮影を行わなければなりません。
もっとも注意したいところは、メインはモデルではない、という点です。
被写体はあくまでも素材・土台であって、一番見せたいところを表現する素材の一部ですから、強く前に出すぎるような方だった場合、髪型で調整しなくてはなりません。
しかしながら、調整ばかりしてしまうと、求める形とは変わってしまう事にもなりかねません。
そうなるとクライアントの求めるイメージとは違う、ということでせっかく撮っても使われなくなってしまいます。
自分をアピールする、ということは考えないようにしましょう。
創られたヘアスタイルをどう写させることを望んでいるのかを意識して、挑んでみてくさい。
表現力、演技力が求められている事に気づけば、その仕事は成功です。