男性アクセサリーは、女性の宝飾品など直接肌に触れるものとは違い、ビジネスシーンにおける一種のパーソナライズを主眼としたものが多く見られます。
特にモノトーンのスーツで行動する場合の小物類は、いわゆる装飾ではなく実用面を考慮したデザインが主流です。
ビジネスマン向けの落ち着いた物を使いこなすことが、30代に入ってからのファッションセンス形成に必要になってきます。
たとえばバッグ類は、ショルダーやメッセンジャーバッグを斜め掛けにしていたのでは、いかにも幼く見えてしまいます。
かえってどんな服装にも合わせやすい黒やブラウン系など定番の色使いのブリーフケースをさりげなくもっていた方が、周囲に落ち着いた雰囲気をアピールできます。
バッグ類以外では、財布・キーリング・手帳・ハンカチなどの小物に気を遣って、いわゆる隠れた粋の部分を際立たせることがポイントになってきます。
20代と30代での大きな違いは、ボーイッシュでラフな感覚とアダルトでオフィシャルな感覚との違いです。
男性のファッションセンスは保守的な目で見られがちですので、オンとオフの状況に対して、しっかりしたアクセサリーの使いわけをすることが大切です。